現在あまり聞きなじみのない京花紙。そんな「京花紙 うるおい」をご紹介していきたいと思います。
1.京花紙とは?
京花紙とは古く舞妓さんや役者衆に愛用されてきた白く薄い楮紙です。
化粧紙や懐中紙として使われていました。
現在でいうところのティッシュペーパーに相当します。
しかし、現在の様に資源や生産量があるわけではないため高級な紙として扱われておりました。
また、塵が出ないことから、自動車修理工場などでも使われることがあります。
実際、卸売りしております。
2.京花紙の等級
時は進み昭和40代頃になると、全国の家庭でごく普通にトイレットペーパーやティシュペーパーの役目をしていました。
更にトイレットペーパーやコストの抑えられたティッシュペーパーなどの参入により、現在では京花紙の使用量は減少してきていました。
少数ではありますが、好んで京花紙を使われる方がいるのも事実です。
京花紙には等級があるといわれております。
戦前戦後の物資の配給が行われておりました。
その中でも紙は統制品として扱われ、
軍事優先でそれ以外の生活必需品の使用量を制限したかったことが背景にあり等級にわけられ配給されていきました。
等級による違いについて
シンプルに原料の質による違いです。
先程お伝えしたとおり配給制度下にあった京花紙は等級によって品質が異なりました。
最高級品と呼ばれる京花紙は「典具帖」次に「1号京花」「2号京花」となります。
こちらの特徴としては、再生紙を一切使わない、今でいうところのバージンパルプ100%でした。
続いて「3号京花」
3号から再生紙が使用されていきます。
再生紙を使用しても漂白がしっかりされており、白度が高いのが3号京花。
続いて「4号京花」「5号京花」
こちらは再生紙の度合いが高く、また漂白があまりされていないのが特徴となります。
5号にいたっては、「黒ちり・落とし紙」と呼ばれており、白度も低く、ぼっとん便所に落とすから落とし紙と呼ばれるほどのモノでした。
現在では5号京花は製造するメーカーがなくなり市場には流通されておりません。
弊社では、「1号京花」「2号京花」「4号京花」のお取り扱いがあります。
3.京花紙 松緑
「高級京花紙 松緑」は1号京花に分類されます!
非常に薄く、化粧紙や貴重品の包装など多用途にお使いいただけます。
内容:紙面サイズ 270×270mm 2000枚/包
【京花紙 うるおい】
「京花紙 うるおい」は2号京花に分類されます!
現在で例えるなら上等なトイレットペーパーです。
弊社で、四国特紙(株)の「街」という商品を扱っておりましたが、廃版となり後継品が「うるおい」になります。
もちろんのこと水洗摘要で、現在のトイレに普通に流して使える使用になっております。
内容量:700枚
料金:1ヶ 440円(税込)
送料:別途
上記になります。
この機会にご興味があればご購入のどよろしくお願いいたします。
次回の投稿もお楽しみに!