糊入紙
2022/07/04
思惟.comの商品をブログでご紹介するのは今回で2回目になります!
思惟.com(siyui.com)で取扱いのある商品を載せていきますので、お楽しみに!!
今回ご紹介するのは、タイトルでもある通り糊入紙になります。
初めて目にする人は読み方もわからないと思います。
「糊(のり)を入れた紙」と書いて 【のりいれし】 っと読みます。
実際に一般の方でも馴染み深い紙です!
え??
っと思われるかも知れませんが、「奉書紙」と聞けば、あ~となると思います!
それでもわからないよって方にでもわかりやすく解説していきます。
奉書紙と糊入紙
もともと奉書紙とは、表面がつるつる、裏面はざらっとした白い紙の事を指します。昔は白い紙は高級品だったため、天皇への献上品として奉書紙が贈られておりました。
今では考えられないですが、それだけ紙は高級品だったのです。
奉書紙は地方によって呼び方が変わることがあります。
奉書紙、柾、大奉書紙、大杉、…etc
別名が多すぎて、お客様に尋ねられた際に「?」を浮かべることもありました(笑)
それはさておき。
糊入紙とは、糊を入れる紙。
糊と言うのは、「お金」です!
なのでお金を包む紙のこと言います。
お寺同士のお付き合いで、お金を入れて渡す際に糊入紙を使うことがあるためです。
のし袋の「のし」もお金という意味があるので少し似ているかもしれませんね。
そんな、糊入紙を折ってお金を入れるために作ったのが「可漏-かろ-」です。
当オンラインショップで販売しています。
糊入紙も奉書紙と同様に別の呼び方をされることがあります。
中杉、中奉書、奉書、柾、…etc
お寺さんでは、糊入紙の事を奉書として呼ばれていることが多いようです。
そんな糊入紙ですが、奉書紙と同じく、表面がつるつる、裏面はざらっとした白い紙です。
奉書紙との主な違いとしましては、サイズです。
奉書紙 約530×394mm
糊入紙 約424×318mm
糊入紙の方が小さめです。
使う用途によって奉書紙を選ぶもよし、糊入紙を選ぶもよしといった感じです。
また、若干ではありますが、糊入紙の方が紙の厚さが薄いです。
当オンラインショップで扱いがある糊入紙は5種類です。
●遊亀3.8k(ゆうき):漉き目があるのが特徴、にじみ止め(サイズ)弱
●遊亀4.2k(ゆうき):3.8kより若干厚め、にじみ止め(サイズ)弱
●銀4.5k(ぎん):漉き目があまりなく、にじみ止め 無
●福寿5.5k(ふくじゅ):厚口で越のある糊入紙、にじみ止め 無
●寿(ことぶき):機械漉きでは最上クラス質感の良さ、にじみ止め 無
これほど取扱いがあるのは全国でも当店のみと自負しております。
不明なところなどございましたらお問い合わせよりお気軽にご連絡くださいませ。
次回の投稿をお楽しみに!