油紙とは?仏具・神具の保管に選ばれる理由と正しい使い方

油紙(あぶらがみ)は、和紙に油を染み込ませて仕上げた紙です。ふつうの和紙とは違い、水や油をはじく性質を持たせてあるのが特徴です。

古くから、雨具や食品の包装、金属製品の保護など、さまざまな場面で使われてきました。「水に強い紙」というと不思議に思われるかもしれませんが、和紙という呼吸する素材に油の膜をまとわせることで、湿気を通しにくくしながらも紙本来のやわらかさを保っているのです。

なぜ仏具・神具の保管に向いているのか

油紙には、防湿性・耐油性・耐水性・防錆性など、いくつもの性質が備わっています。なかでも仏具や神具の保管において特に大切なのが、防湿性と防錆性です。

金属製の仏具や神具は、しまっているあいだに湿気を吸って錆びてしまうことがあります。一度錆びると、元の輝きを取り戻すのは簡単ではありません。油紙で包んでおけば空気中の湿気を遮り、金属の表面をきれいな状態に保ちやすくなります。

透明性・光沢性も備えているので、包んだままでも中の様子がうっすらと見えるのも扱いやすい点です。保香性があり、長期間の保管でも紙特有のにおい移りが起きにくいのも安心材料になります。

実際の使い方・保管のコツ

使い方はとてもシンプルです。仏具や神具を油紙で包み、湿気の少ない場所で保管する。それだけです。1点ずつ包んでおくと、複数のものが触れ合って傷がつくのも防げます。

祭礼などで年に一度しか使わない道具ほど、しまう前のひと手間がものを言います。次に取り出したときに気持ちよく使えるよう、乾いた状態でしっかり包んでから収納することをおすすめします。

サイズの選び方

紙や平山の油紙は、包みたいものの大きさに合わせて3つのサイズからお選びいただけます。

  • 小サイズ(148×148mm・24枚入):小さな仏具・神具を1点ずつ包むのに
  • 通常サイズ(455×300mm・10枚入):一般的な大きさの仏具・神具に
  • 特大サイズ(900×600mm・50枚入):大きなものや複数点まとめての保管に(※受注生産のため発送まで1週間ほどお時間をいただきます)

迷ったときは、まず通常サイズをお試しいただき、包みたいものの大きさに応じて他のサイズもご検討いただくのがおすすめです。

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